| タベサナエ（田部早苗） |
人名でもおかしくない名前のトンボ。その由来は、幼虫の発見者「田部氏」に献呈されたものです。静岡、岐阜、福井より西の本州・四国・九州に分布。体長４０～４５ｍｍ、流れの緩やかな浅い小川に生息。北川湿原では、４月から６月に観察可能で、家田・川坂両地区の広い範囲で確認されています。サナエトンボ科／コサナエ属 宮崎県：絶滅危惧Ⅱ類
ちなみに、早春から田植えの時期に多く出現するサナエトンボ科の個体には、「早苗（サナエ）」の文字が冠されているそうです。ここには、オグマサナエやキイロサナエもいるので、その違いを見分けるのも楽しいかもしれません。本種は、羽胸前面の黄色斑がＬ字型になっていて、前肩条が無いのが特徴です。しかし、違いは極めて微妙です。 |
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