北川湿原 Photo Gallery
オグラコウホネ

オグラコウホネ(巨椋河骨)は、北川湿原を代表する植物のひとつ。川坂川と山の内谷川に群生しています。スイレン科コウホネ属の多年草で、中部地方から九州にかけて分布する日本固有種。コウホネは、「川骨」または「河骨」の意味。地下茎が動物の骨に似ているところからきています。和名は京都府の巨椋池に由来するそうですが、その池も現在は干拓によって消滅しています。本種は、他のコウホネに比べて葉柄がとても細く、断面が三角形で中央部に小さな穴があいているのが特徴です。そのため葉っぱが水面に浮いたままで、家田川のサイコクヒメコウホネのように水上に突き出ることはありません。花期は5月から11月。
北川湿原では、8月から9月が一番の見頃だと思います。 
宮崎県【絶滅危惧TB類】 環境省【絶滅危惧U類】

川坂湿原 川坂湿原

川坂湿原 オグラコウホネの種(長さ約2p)