北川湿原 Photo Gallery
オグマサナサ(小熊早苗)

 オグマサナエは、春に最も早く出現するトンボで、4月から6月にかけて見られます。名前はトンボ学者の小熊博士に由来。日本特産種で体長は約45mm。コサナエ属の中では国内最大。近年減少が著しく、長野県・石川県・徳島県・長崎県・鹿児島県では絶滅危惧T類という希少種。

 早春から田植えの時期に多く出現するサナエトンボ科の個体は、「○△◇早苗(サナエ)」と呼ばれています。ここには、オグマサナエの外にタベサナエとキイロサナエが確認されています。違いを覚えてもどれがどれか判らなくなるくらい酷似。
 ちなみに、本種とタベサナエとの違いですが、肩の部分の黄色い短い筋(前肩条)が有るのが「オグマ」さんで、無いのが「タベ」さんとのこと。ガイド泣かせです。


撮影場所:川坂湿原 撮影場所:川坂湿原