ナガエミクリ |
ミクリ科ミクリ属の多年生草本。湖沼・ため池・河川・水路などに生育。本種は、流れのあるところに出現する頻度が高いそうです。花や果実の集まった姿が栗のイガに似ているためミクリ(実栗)と呼ばれ、「長柄実栗」と表記します。雌花などを支える柄が通常のミクリより長いことが「長柄」の由来。川坂川に「ナガエミクリ」、家田川に「ヤマトミクリ」が生育し、これら以外にも結実しない別のミクリ属もあり、3種も同じ場所にあるのは極めて稀とのこと。北川湿原の多様性がうかがえます。宮崎県&環境省ともに【準絶滅危惧】。素人の私たちは外見だけで判別がつかないので、ガイドをする時は、まとめて「ミクリ」で説明をしています。花の時期は6月から8月。写真のような実を観賞できるのは9月から10月が最適。小川いっぱいに生い茂るミクリですが、冬場は枯れて影も形も無くなってしまうのが不思議です。 |
|
|
|
|
撮影場所:川坂湿原 栗のイガ・・・。 |
撮影場所:川坂湿原 雄花&雌花 |
|
|