北川湿原 Photo Gallery
ナガバノウナギツカミ

 北川湿原のタデ科植物で最も隆盛を極めているひとつがナガバノウナギツカミ。湿原を散策すれば間違いなくお目にかかれます。それでいて宮崎県【絶滅危惧TA類】、環境省【準絶滅危惧】。北川湿原が県内唯一の生息地。
 本種は茎の高さが約1mに生長する1年草。休耕田や小川の水際などに生えています。茎に下向きの軟らかいトゲがあり、そのザラザラした感触がウナギを掴むのにちょうど良かったのでしょうか? 「長葉の鰻掴み」はそれに由来しているようです。花期は8月から11月初旬。シーズンには、ピンク色の可愛らしい小花が咲き乱れ、家田湿原入り口の休耕田を彩ります。
 アキノウナギツカミ、ホソバノウナギツカミとともに「ツカミ三兄弟」と勝手に呼ばせてもらっています。

撮影場所:家田湿原 撮影場所:家田湿原入り口付近