北川湿原 Photo Gallery
モノサシトンボ(物差し蜻蛉)

 イトトンボの仲間では、クロイトトンボとともに最も普通に見ることができます。いろいろな水環境に適応し、繁栄している種。北海道の一部から九州(沖縄以外)まで、ほぼ全国的に生息。腹部背面の黒帯が、各節で一定の間隔に淡色で切断され、それが物差しの目盛りに見えることから名前が付いています。おもに平地や丘陵地の池沼・湿地・渓流などの陰湿な薄くらい場所にいます。雄は下草にとまり、じっと縄張りをはり、雌を待っています。比較的おとなしく、人が近づいてもあまり逃げません。雌雄ほとんど同色。雌はグンバイトンボと似ていますので、北川湿原では同定に注意が必要です。大きさ41〜50o。5月末ころから9月中旬くらいまで観察可。

撮影地:北川湿原