マイヅルテンナンショウ |
マイヅルテンナンショウは、球状の地下茎をもつサトイモ科の多年草で、コンニャクやミズバショウの仲間。低地の湿った草地を好みます。花のような筒状の部分を「仏炎苞(ぶつえんほう)」と呼びます。サトイモ科の植物に多く見られ、種類によって形や色が異なり、本種も独特です。
和名の「舞鶴天南星」は、仏炎苞や広がった葉っぱの様子を鶴が舞っている姿に見たてたもの。「天南星」は中国で夜空に広がる星を意味します。葉の広がりを無限宇宙にたとえたのでしょうか?
国内の自生地は激減し、北川湿原も例外ではなく、個体数はわずか。現在、九州・四国・秋田県以南の本州に点在していますが、九州以外では数ヶ所しか残っていません。 宮崎県【絶滅危惧TB類】 環境省【絶滅危惧U類】 |
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