カトリヤンマ(蚊取蜻蜓) |
体長70~75mmのやや細身の中型ヤンマ。大きな複眼と腹部のくびれが特徴です。7月上旬から11月下旬まで見られます。
樹林に隣接する池沼、湿地などに生息。気温の高い日中はほとんど活動せず、夕方になると地上を低く飛びながら摂食活動を行います(黄昏活動性)。名前の『蚊取り』は、蚊などの小昆虫を捕食するため。(しかし、蚊をエサにするのは、このトンボに限らないと思いますが・・・。)
成熟するとオス(♂)は、複眼と腹部斑紋が水色、胸部は黄緑色になります。メス(♀)は、複眼・胸部斑紋・胸部が緑色に変化。メスは、水田の畦や朽木に単独で産卵し、ヤンマの仲間では珍しく卵で越冬します。幼虫期間は短く、孵化からわずか3~4ケ月で成虫に育ちます。
東日本では、絶滅危惧種に指定している都府県が多いようです。 |
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自宅の車庫に迷い込んだカトリヤンマ。
トンボに興味を持っていると神様が偶然の出会いをもたらしてくれます。
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