北川湿原 Photo Gallery
ハタベカンガレイ

 湧水の見られる河川などに生えるカヤツリグサ科の多年草。2004年2月に正式に新種として報告されました。和名は「端辺寒枯藺(ハタベカンガレイ)」。「端辺」は本種の最初の発見地。熊本県阿蘇山北外輪山地域を指します。そこは大観峰と呼ばれる眺望抜群のポイント。周辺は一面に草原が広がっていて、「端辺(はたべ)原野」と呼ばれています。その地名に因んで名称が付けられました。また、「寒枯藺」は冬に枯れた枝が残るイグサに似た植物という意味になります。
 発見当時は、北川湿原を含めて全国3箇所でしたが、現在は、栃木、東京、神奈川、富山、京都、奈良、兵庫、香川、山口、愛媛、福岡、大分、佐賀、熊本、宮崎、鹿児島などで分布が確認されています。宮崎県【絶滅危惧TA類】 環境省【絶滅危惧U類】

撮影場所:家田湿原 撮影場所:家田湿原

撮影場所:家田湿原 川坂湿原:普通のカンガレイ